労働文化
スクリプト
こんにちは。Namishodo 日本語(にほんご)レッスンのNamiです。
今日(きょう)の東京(とうきょう)の天気(てんき)は
最高温度(さいこうおんど)が28°、最低温度(さいていおんど)が16°です。
最近(さいきん)ずっと雨(あめ)が降(ふ)っていました。
だけど今日(きょう)は天気(てんき)がとてもいいです。あたたかいですね。
今日(きょう)のテーマは「日本(にほん)の労働文化(ろうどうぶんか)」です。
ちょっと今日(きょう)はむずかしい日本語(にほんご)がいくつか出(で)てくるので、
ぜひ字幕設定(じまくせってい)をして聞(き)いてみてください。
日本(にほん)の会社(かいしゃ)は昔(むかし)から
「会社(かいしゃ)は家族(かぞく)」という考(かんが)え方(かた)があります。
日本(にほん)の会社(かいしゃ)はただ仕事(しごと)をする場所(ばしょ)じゃなくて、
生活(せいかつ)の一部(いちぶ)で
「みんなでいっしょに頑張(がんば)ろう」という考(かんが)え方(かた)がとても強(つよ)いです。
日本(にほん)の会社(かいしゃ)の独特(どくとく)なシステムが2つあります。
1つは「終身雇用(しゅうしんこよう)」です。
これは1回(かい)会社(かいしゃ)に入(はい)ったら、最後(さいご)まで定年(ていねん)まで働(はたら)くという意味(いみ)です。
1回(かい)会社(かいしゃ)に入(はい)ったら
定年(ていねん)、65歳(さい)まで働(はたら)く制度(せいど)です。
もう1つは「年功序列(ねんこうじょれつ)」です。
これは働(はたら)く年(とし)が1年(ねん)、2年(ねん)、3年(ねん)と上(あ)がるにつれて
給料(きゅうりょう)も上(あ)がっていくというシステムです。
日本(にほん)には「終身雇用(しゅうしんこよう)」と「年功序列(ねんこうじょれつ)」2つのシステムがあります。
もちろん最近(さいきん)はこの考(かんが)え方(かた)が変化(へんか)してきていますが
未(いま)だに、この考(かんが)え方(かた)が残(のこ)っている会社(かいしゃ)もあります。
最近(さいきん)のスタートアップ企業(きぎょう)では
こういう考(かんが)え方(かた)はなくなってきていますね。
日本(にほん)の労働文化(ろうどうぶんか)を話(はな)すときに
かならず話題(わだい)になるのが「サービス残業(ざんぎょう)」です。
聞(き)いたことありますかね。
サービス残業(ざんぎょう)とは給料(きゅうりょう)が出(で)ないのに残業(ざんぎょう)することです。
お金(かね)がもらえないのに、夜(よる)おそくまで仕事(しごと)することです。
もちろん、これは法律(ほうりつ)で禁止(きんし)されていますが
過去(かこ)には多(おお)くの会社(かいしゃ)でありました。
今(いま)でもサービス残業(ざんぎょう)をしている会社(かいしゃ)があると聞(き)いたことはあります。
そもそも、なぜサービス残業(ざんぎょう)が起(お)こるのでしょうか。
これは日本人(にほんじん)独特(どくとく)の考(かんが)え方(かた)があるからだと思(おも)います。
日本(にほん)ではみんなでいっしょに協力(きょうりょく)して仕事(しごと)を終(お)わらせるという考(かんが)え方(かた)や
上司(じょうし)より先(さき)に帰(かえ)れないといった考(かんが)え方(かた)が
強(つよ)くあるからだと思(おも)います。
最近(さいきん)では残業(ざんぎょう)を減(へ)らす取(と)り組(く)みも
政府(せいふ)が積極的(せっきょくてき)におこなっていますが
今(いま)でも問題(もんだい)になる、日本(にほん)の労働文化(ろうどうぶんか)の1つになります。
また仕事(しごと)以外(いがい)の交流(こうりゅう)も日本(にほん)の労働文化(ろうどうぶんか)の1つです。
たとえば「飲(の)みコミュニケーション」などがあります。
これは飲(の)み会(かい)に参加(さんか)してコミュニケーションを取(と)ることです。
仕事(しごと)の話(はなし)だけじゃなくて、
プライベートの話(はなし)をすることでこう
チームワークを向上(こうじょう)させる目的(もくてき)があります。
もちろん参加(さんか)は強制(きょうせい)ではないので、行(い)きたい人(ひと)だけが参加(さんか)をしますね。
ほかにも「忘年会(ぼうねんかい)」や「新年会(しんねんかい)」が
日本(にほん)の会社(かいしゃ)ではよく行(おこな)われます。
忘年会(ぼうねんかい)は年末(ねんまつ)にする飲(の)み会(かい)です。
新年会(しんねんかい)は新(あたら)しい年(とし)をお祝(いわ)いするためにします。
この忘年会(ぼうねんかい)や新年会(しんねんかい)では
カラオケに行(い)ったり、ダンスを練習(れんしゅう)して
みんなの前(まえ)で発表(はっぴょう)したり、
そういうイベントなどもよくありますね。
時代(じだい)とともに日本(にほん)の労働文化(ろうどうぶんか)も変化(へんか)してきています。
たとえば家(いえ)でご仕事(しごと)をする、テレワークや
好(す)きな時間(じかん)に会社(かいしゃ)に行(い)く、フレックスタイム制(せい)などがあります。
最近(さいきん)だと、
男性(だんせい)の育児休暇(いくじきゅうか)なども取(と)れるような社会(しゃかい)になってきています。
みなさんの国(くに)の労働文化(ろうどうぶんか)は何(なに)かありますか。
ぜひ教(おし)えてください。
今日(きょう)は日本(にほん)の労働文化(ろうどうぶんか)について、いろいろご紹介(しょうかい)しました。
今後(こんご)も日本(にほん)のおもしろい話題(わだい)や文化(ぶんか)などについて
自由(じゆう)に楽(たの)しく話(はな)していくので
これからも聞(き)いてくださると嬉(うれ)しいです。
では、またお会(あ)いしましょう!
じゃあね。バイバイ。

残業(ざんぎょう)がたくさんあるような労働環境(ろうどうかんきょう)がよくない会社(かいしゃ)を「ブラック企業(きぎょう)」といいます!